安部公房やカフカの小説のような寓話的世界を写真で表現できたら、と考えています。ドイツ、チェコ、ポーランド等を旅しながら、博物館やユダヤ人収容施設など、人間そのものではなく人間のメンタルな部分を想起させるもの、場所、情景を撮影して歩きました。「かつて人間のいた場所」というのが、これらの写真の共通のテーマとなっています。
-------------------------
1993 Oswiencim, Poland
fragment_001