2021年12月29日_市ヶ谷のムサ美
今さらですが、市ヶ谷のSONYだったビル(通称黒ビル)がムサ美になったのはもう随分前です。調べると2018年からだそう。そんなに前か!
私は毎朝、通勤の総武線車内からこの様を眺めていて感慨深く思っていました。なぜなら、ここがSONYだった頃に何度かこのビルの中に足を踏み入れたことがあったからです!その頃はフタキさんがSONYに在籍していたので彼女を尋ねて何度かお邪魔しましたが、当時は受付でなにか言うこともなくすんなり入れた気がします。25年前の記憶なのでおぼろげですけど。今はもちろんタッチパネルにカードをかざして入るタイプの入り口になっているようでした。「都心のムサ美」として新しいことを発信しようとしるらしいのですが、SONYの良さも引き継いでほしいところです。
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2021年11月21日_コロナの思い出
職場の近くの某歯科大学の学食が外から見える場所にあるのですが、ある日気がついたら←こんなことになっていたので、念のため写真を撮っておいた。
五年後には「こんなアホみたいなことしてたのか。懐かしいな」となるのか、はたまたコレが常識としてまかり通る世の中になっているのでしょうか。
誰にも予測出来ない近未来。
また、来るべき未来に向けて新しいMacへの移行のため、今使っているMac(Snow Leopard)を、いつ止めるか?今でしょ!的な決断を迫られています。いや迫られてはいないのだけど、いろいろ出来ないことが増えてきました。でもまだこんなに使えてるのに!ちっともSDGsじゃない……。
矛盾を抱えて今日も生きています。
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2021年9月10日_横尾忠則展
正直な所、横尾忠則作品は「大好き」とは別の領域にある。「私コレ大好きなんです」とは言い難い。しかし、その作品にいつも流れる「死」のイメージには心惹かれるものがある。そして←コレ。この「おまんじゅう」もなんだか凄いっつーか「まんじゅう怖い」っつーか、何ともオカシなことになってますけど、特にこのビニールポーチですよ。ファスナーのチャームが首吊ってるヒトになってるって、もう常軌を逸している。コレを商品化出来る事自体が、ホント横尾先生しか出来ないことやってる。購入した私はどう使って良いか判らないけども、とりあえずマスクケースにしようかな。
で、肝心の展示作品ですが、ま、いつものアレね。って感じ。しかし2020年から2021年にかけての作品群が鬼気迫るものがあって見応えがありました。テーマはやはり三島由紀夫、ゴッホ、トイレ、首吊りロープ、そしておなじみのY字路など。
10年くらい前から横尾先生のツイッターを見てるのですが「昨日も救急搬送された」「入退院をくり返している」「ドクターショッピングをしている」などなど、もうそろそろ死ぬんじゃないかと思っていたけども「こんなにたくさん絵を描いてられるんだったら、まだ死にそうにないな」なんて思いました。
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2021年8月3日_TOKYO2020
オリンピックも中盤となりました。始まる前は「こんな状況(緊急事態宣言下)で楽しめる訳ないじゃないか」と思っていたのですが、参加する人はそりゃ一生懸命ですから「あっさり勝っちゃった」な人や「こんなはずじゃなかった」な人もいて悲喜こもごも。この前デビッドバーンが言ってたことを思い出しました。「人間を見ているのはなぜこうも楽しいのでしょう」私も楽しめるとこは楽しみたい!←7月23日昼頃、総武線阿佐ヶ谷高円寺間の車窓から撮影。ブルーインパルスと総武線が並走する感じになって(すぐ追い抜かれましたけど)あっという間に円を描いて終わり。うまく撮れなかった…。
そして個人的には「デザインあ」が無くなってしまったことがすごく残念だ。「まるとしかく」のうたとか好きだったのにね。
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2021年6月27日_不安タスティック
どーでも良い話ですけど、iPhoneを新しくしたのでした。4月頃のことです。2019年に買い替えたXRってやつですが←とにかくデカイし重い。写真がキレイだし動画が大きな画面で楽しめるのは大変良かったのだけど、問題はこのアール。ここが丸っこいことで持ちにくくなって、手指が痛くなってしまうので……と、ここまで書いたけども、それはiPhoneのせいではなくワタクシの「老い」のせいではないかしら、とも思うんですが……まあともかく小さな「不安」を解消したくてiPhoneを買い替えるに至りました。
しかしこの「不安」ってやつですけど、一難去ってまた一難と、なかなか安定なんてしないもんですね。なーんて思っていたら、またまたみうらじゅんセンパイがこんなことを仰っていました。
なるほど素晴らしい!「煩悩の元となる業(カルマ)と巧くつきあいつつやり過ごす」みたいな仏教の基本。仏像好きのセンパイならではの考え方。
不安な時こそ「不安タスティック」を楽しもう。
←そしてこれが新しいiPhone12mini。私の好きな「角が立つ」デザインで大変持ちやすくなりました。
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2021年5月28日_アメリカンユートピア
観て来ました。これは映画館で踊りたくなるヤツ。そもそもデビッドバーンって…と探してみたらCD結構持ってました。クールなニヒリストの印象だったデビッドバーンですが、ちゃんと政治的な発言もしていて、この映画の中でもトランプ政権への危機意識を投げかけている。なるほどスパイクリーが撮るわけだ。それにしても撮影当時67歳!お達者ですね。歌って踊ってギターも弾いて。他のメンバーも楽器演奏しながらマーチングバンド的なフォーメーションとか、皆さんマルチタスク!そしてキーボードのオジさんのガタイの良さで「あーこれ一番重いんだろうな」って判る。全員が体力勝負…。でも楽しそう!!音楽の素晴らしさをまたまた思い知らされる。次の人生では楽器が弾ける人になりたいわ、と強く思いました。
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2021年4月16日_大島渚祭り
「戦メリ」と「愛のコリーダ」全国ロードショーにあわせて渋谷で大島渚祭り。「新宿泥棒日記」「日本春歌考」など観たい映画は数あれど、私が選んだのは大江健三郎の「飼育」。本筋は原作通りだけど全然違う話になっていた。舞台っぽい演出や詩的映像美もあり「なるほどこれがヌーヴェルヴァーグか」と納得。中学生の頃ゴダールの「気狂いピエロ」を観て「大人になったら判るのかしら」と思っていたけども、大島渚の言う「判らないものを判らないなりに伝えるのが映画」とは正にヌーヴェルヴァーグそのものなのではないか。
そして38年ぶりに映画館で観る戦メリは、より強く音楽の力を感じました。あの有名なキスシーンで流れる音楽は、ヨノイの複雑に揺れ動く乙女心を表現しているし、他の音楽もほとんどがヨノイの心情を表すものだ。教授は自分の演技力の足りない部分を音楽によってカバー(補填)しているのだなーと、あらためて音楽の素晴らしさに聞き惚れる。
また「アレを切られたみたいな声だったよ」というセリアズの台詞は、まるでこの後観る予定の「愛のコリーダ」への伏線じゃないか。
←大島新さんによれば今回の「愛のコリーダ」はフランスで上映されたものよりは「隠してる」けども、1976年当時に上映されたものよりは「隠してない」とのこと。コレは観なくちゃ!と思っていたら、またまた緊急事態宣言…。祭りは延長戦に入りました。
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2021年3月28日_視デのセンパイ
このところ何かと話題の東北新社社長に、我らが視デの大先輩中島信也氏が就任したのを知ったのは、つい最近。例の接待問題を受けて前社長が引責辞任したため中島氏が担ぎ上げられたらしい。国会に呼ばれて追求されている姿をうっかり見てしまい「オイオイその人は、世界的に有名な受賞暦もあるCMディレクターなんですよ!」と、愚かな国会議員どもを説き伏せたい気持ち。「なんで前社長は呼ばれないのか?気の毒だからいじめないでやって」と。
センパイは私の在学中に、特別講義に来てくれたことがあり、楽しいCM制作の裏話をたっぷり聞かせてくれたものでした。そして同級生だったみうらじゅんの漫画(ゴジラを盗んだ話)にも登場したのが←このシーン。似てるわ〜。
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2021年2月23日_歯の治療
歯の神経を抜く治療中です。「歯の神経を抜く」というと細い糸みたいなものを引っこ抜くイメージでしたが、実際には削るというか、こそげ落とす感じ。そして今、1本の左奥歯の大部分が削られ4分の1くらいしか存在しない状態なので、右側のみで咀嚼している。固いものは噛む気がしないので、食べられるのは柔らかいもの。ヨーグルト、麺類、いなり寿司など。加速する老化。食の楽しみを奪われ、すっかり陰鬱な気分。死ってこんな感じかな。いやいやそんな時こそダイエットのチャンスなのではないか。
4本とも捨てずにとってある私の親知らず。今も愛おしい私の分身。←昔、ポラロイドで撮った作品と同じ構図で。
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2021年1月23日_stay home再び
またまた緊急事態宣言。なんといっても困るのは運動不足。20年くらい前でしょうか。初めて花粉症になった年。花粉を浴びるのが嫌だからと外へ出るのを控えた結果、急に腰が痛くて痛くてしょうがなくなったのでした。そしていまや、iPhoneが勝手に歩数をカウントしているという実情をふまえれば「とにかく歩かずにはいられない」のでございます。
というわけで、このところ毎朝かかさず散歩をしていますと、このような←モノが目についてしまうのです。ここは昔ながらの床屋さんで、オジイさん理髪師に客もオジイさん。いやそんなことより、なんともレトロな佇まい。語彙が乏しいのでこんな表現しか出来ないのが悔しいです。そして何より好ましいのはランダムに並ぶ六角タイル。色の組み合わせはパウルクレーの絵を思わせる。デザイナーとして参考にすべきランダム並びと認定しました。
と思っていたら、更に強者(ツワモノ)が…。今度は←丸タイル。ランダムのようでランダムじゃない?いややっぱり法則性は見いだせない。カルピスの水玉は、ランダムに見えるようでいて実は法則性があると聞いた事があるけどもアレとも違う。
ここはカントリーキルト専門店。私には縁のないお店とも思えるけども、今度勇気を出して中へ入ってみよう。そして振り返ってみると「なんだか下ばかり見て歩いているなあ」という気付きがありました。
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