2019年1月5日_ソフィカル展「限局性激痛」
新年早々、内容の濃い重苦しい展示を観る。以前観たのは1999年。20年前、同じ原美術館で。写真と言葉が心の奥深くに突き刺さったのを今も覚えている。「重い」だの「深い」だの、そんな陳腐な言葉でしか表現出来ない自分がもどかしい。詳細はどうぞこちらをお読みください。
20年前に観た時も思ったけど、割といつも閑散としている原美術館がこの展示の時は盛況なのであった。皆そんなに他人の不幸が好きか?と問われたら「はい、私も」と答えねばならぬ。
失恋という恥ずかしい個人的な体験を、こんなにあからさまにさらけ出せる彼女には呆れてしまうけれど、同時に、この作品制作が傷ついた心を癒す役割を果たしていることに気付き、なんだかとてもうらやましく感じられるのだった。更にそれだけではなく、観ている私の方も自分の個人的な不幸体験を顧みて思い出し、涙を流し(もちろん心の中で)、また同時に癒されるという相乗効果?を生み出すという、かつて経験したことのない展示空間なのであった。
ところで原美術館は2020年に閉館予定とのこと。原美術館には学生の頃からよく通い、私の大好きな美術館の一つであった。ここに来るのもあと何回か、と感慨深い思いでこの展示を観たのでした。
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