2019年12月1日_フォントの本
デザイナーを名乗るならもっとフォントについて詳しくならなくちゃいけない、と購入したこの本は私の好きなタイポロジー。そんなことネットでいくらでも調べられるでしょとお思いでしょうが、モニタと紙では見え方違うし、こういうものはいつまでも必要。フォント制作会社の皆様、面倒くさがらずに紙の見本帳を作ってほしい。←私の好きなフォント「Garamond」の頁。
そしてそして、ああもうフレディ本は買わないと決めたのに、内容の濃さが決め手になって購入。でも本屋さんの店頭でこの表紙を見せるのは躊躇われるのでAmazonで。とはいえ、コレ一冊だけ買うのも気が引けるので…。エロ本とまじめな本を同時に買ってみたりする中学生みたいな気分。
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2019年10月15日_Penguin Cafeのこととか
2017年に引き続きペンギンカフェのライブを観て来ました。いろいろ調べてたら、アーサージェフス氏の過去のインタビュー記事に興味深い内容があった。父サイモンが昔みた夢の話が面白い。
また『ぼくらはコピーバンドではないので…』というところで、どうしても現在のQueenと同じジレンマを感じてしまう。QueenもPenguin Cafeも立場の差はあれ、どちらも故人の名曲を中心にライブをやっているので、コピーバンドと揶揄されても仕方ない状況なのだ。だけどファンが欲しているのは必ずしも新曲じゃないってのも事実。
例えば、ジュリーが「新曲を聴いてほしいので過去の曲はやりません」と言って蓋を開けてみたら客が入らなくて…ということもあったしねえ…。どちらが良いとも言えなくて、今はそういう時代なのですね。過去の名曲をライブで聴きたいという需要と供給が一致しているのなら、それでいいじゃないのと思う。
ところでこのライブ←ご覧のように立ち見!体力の限界を感じました。そこでくじけずに、撮影可なのを良いことにiPhoneで撮りまくる。iPhoneでもここまで撮れる。
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2019年9月8日_映画三昧
五十肩でとにかく肩が痛いので、痛みを紛らわすために映画ばかり観ている。最近の映画館はうまく出来ていて、前の人の頭で画面が見えないなんてこともなく居心地が良いので、ついついお金を使うことになる。←この一か月で4本も。好みに一貫性がありすぎて怖い。
タランティーノといえばパルプフィクションですが…。「ワンハリ」は、より一般向けだけどオタク心をくすぐるし音楽が素晴らしい。チャールズマンソンに興味が湧きました。
トムオブフィンランド。この絵は学生の頃から見たことあったけど、アメリカ人が描いていると思っていた。フィンランド人だったとは…!画集が欲しくなってAmazonで探してみたけど「adult only」とあるので購入は躊躇しました。
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2019年8月3日_萩尾望都展
萩尾望都展を観て来ましたが、すみません、萩尾望都先生に特に思い入れはありません。
私が好きだったのは「半神」「11人いる!」「恐るべきこどもたち」。今回の展示は主に「ポーの一族」「トーマの心臓」の原画展でした。
それにつけても絵のうまさよ!この人は!…と以前吉祥寺で観た原画展でも感じたことだけど、今どきの漫画家にはこんな美しい線描けないだろうなと思います。
←印刷関係の仕事をしている今だから判るこういう配色は、墨と特色で分版してるだけかと思いきや、な、なんと萩尾望都先生は最初からこの色で彩色しているのでした。素晴らしいの一言です。
それにしても、平日の朝イチならゆっくり観れるはずと思っていたら、オバちゃんの大行列。オバちゃんオバちゃんたまにオジさん。みんな昔を懐かしみたくてしょうがないのですね。
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2019年6月16日_ムサ美グッズとトムサックス
ムサ美交友会さんから定期的にお勧めされるムサ美グッズ。10年前に購入したときは志保ちゃんから「誰が買うのかしらと思ったわ」と言われてしまった美バッグの2個目を購入。私はこの美しい刺繍が好きなのですがね。美バッジについては、在学中に売店で売ってるのを目撃したことがあるものの、当時は買う気にならなかった。でもやっぱこういうのも買っとかなアカン、と今頃になって思い立ちました。しかし、ピンバッチをつけるようなフォーマルな服を持ってないのだった。冬になったらコートにでもつけてみようなか。
ところで、日曜美術館で見て「面白そう」と観に行ったトムサックス展。いろいろとツボにハマる。2016年に観た杉本博司展「ロストヒューマン」も「見立ての芸術」だったけれど、あれは「陰」でこちらは「陽」と、一対を成すように思える。どちらも大好きです。
←この手製のお茶碗も、へたくそな手捻りがたくさん並んでいて「だんだん巧くなる過程も作品だから」と、作ったもの全て展示している、というのを何かで読んだ。この考えもまた面白いなと思う。
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2019年4月29日_新しいiPhone
そろそろ平成も終わるというではありませんか。というわけでiPhoneも新しくしてみました。左←4年半前から私の相棒だった黄色い5c。この玩具みたいな質感が大好きだったけれど、appleさんがそろそろ買い替えろとうるさいので…。
気に入った道具を永遠に使えるわけではないこの世の中は不便と便利が表裏一体。とかそんなことを思いながらも「新しいのは何色にしようかな」なんて考えた結果、右←に決定。
もはやAIDSは死に至る病ではないけれど、フレディのことを思って赤にしてみました。
令和の時代もどうぞよろしく。
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2019年3月31日_フレディ病
昨年末よりフレディ病という病を得て、すっかり世間の波に踊らされてしまった。本来ならばライブのDVDを買うべきだけど、動画は今やYoutubeやインスタでいくらでも視聴可能なので買う気にならなかった。ジムハットンの本は「コレ買ったらおしまいだ…」と思っていたので、Amazonのレビューを見て読んだ気になって買わずに済まそうとしたものの、CUTに引用されていた泣かせる文章を読んでしまい、ついに陥落。確かに皆さんの言う通り後味の悪い最後だけれど、ジムの愛情溢れる文章と面白エピソード満載なところが良かったので後悔はしてない。それにしても私、ZARAで初めて買った服がフレディTシャツってどういうことよ?って自分にツッコミを入れてみたり。
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2019年2月23日_傷跡治療の本
普段の私は医学書のレイアウトなどしておりまして、面白い写真がいっぱい見られてとても楽しいお仕事なのです。そしてこれが最近の仕事、傷跡治療の本なのですが…。えーと、まっすぐ切るよりも皮膚の筋繊維に沿ってジグザグに切ったほうが後々傷跡が残りにくいですよーということが言いたいこの写真。「わー大変、痛そう」とか言う前にコレを見て、アラジンセインを思い出したのは私だけではないはず…。くだらなくてすみません。ずっとそんなことを思って仕事してました。
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2019年1月5日_ソフィカル展「限局性激痛」
新年早々、内容の濃い重苦しい展示を観る。以前観たのは1999年。20年前、同じ原美術館で。写真と言葉が心の奥深くに突き刺さったのを今も覚えている。「重い」だの「深い」だの、そんな陳腐な言葉でしか表現出来ない自分がもどかしい。詳細はどうぞこちらをお読みください。
20年前に観た時も思ったけど、割といつも閑散としている原美術館がこの展示の時は盛況なのであった。皆そんなに他人の不幸が好きか?と問われたら「はい、私も」と答えねばならぬ。
失恋という恥ずかしい個人的な体験を、こんなにあからさまにさらけ出せる彼女には呆れてしまうけれど、同時に、この作品制作が傷ついた心を癒す役割を果たしていることに気付き、なんだかとてもうらやましく感じられるのだった。更にそれだけではなく、観ている私の方も自分の個人的な不幸体験を顧みて思い出し、涙を流し(もちろん心の中で)、また同時に癒されるという相乗効果?を生み出すという、かつて経験したことのない展示空間なのであった。
ところで原美術館は2020年に閉館予定とのこと。原美術館には学生の頃からよく通い、私の大好きな美術館の一つであった。ここに来るのもあと何回か、と感慨深い思いでこの展示を観たのでした。
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